ここまでで、空港民間駐車場の良さをご理解いただけたと思います。
このセクションでは、実際に起こり得るケースを想定しながら、空港民間駐車場を利用した場合と、電車などの公共機関費用を利用した場合とを比較してみようと思います。羽田空港の利用を例にとりますが,本質的には他の地方にお住まいの方にも同様のことが言えると思います。
■どうしても始発に搭乗しなくちゃいけない・・
どうしても航空機の始発便に乗らなければならない場合を考えてください。例えば,羽田発-新千歳行きのJAL1001便は6:30発のフライト(2005/08現在)です。みなさんのお住まいから,公共交通機関を利用して難なく到着できるでしょうか?ツアーの利用であれば,出発の最低20分前には空港に到着しておかなければならないことを考えると,始発便を利用できる方は都心または空港付近にお住まいの方に限られるのではないでしょうか?
東京近県にお住まいのみなさんは,余程緊急の場合を除き,始発便を避けて時間に余裕のある時刻の便を選択しているはず。筆者は埼玉在住ですが,出張の予定などでどうしても始発に乗らざるを得ない場合は,空港付近のホテルや知人宅に前泊する羽目になります。もし,ホテルを利用した場合は,旅費とは別に1万円程度の出費を余儀なくされることになります。同様に,終便の利用が考えられます。福岡発-羽田着のJAL1740便は羽田到着が23:00で,筆者の場合はもう公共の交通機関の利用では帰宅することは適いません。どうしても終便を利用ということなら,今度はホテルに後泊することとなり,また1万円程度の出費です。極端なケースですが,往路が始発・復路が終便利用でホテルに前泊・後泊した場合,宿泊費だけでも2万円もの余分な出費となる訳です。
こんな時は,迷わず空港民間駐車場の利用をオススメします。1週間以上の長期滞在ということでもなければ,圧倒的に空港民間駐車場を利用したほうが安上がりですから。
■格安ツアーのさらに最安値を狙う
最初は極端なケースを引き合いに出しましたので,次はもう少しリアリティのあるケースをご紹介します。始発便に搭乗するという選択は何も消極的なものとは限りません。みなさんはご旅行の際,交通機関や宿泊施設などをすべてご自分で手配されるでしょうか?もしそうされておられる方は読み飛ばしていただいて結構です。プライベートな旅行であれば,多くの方がパッケージツアーをご利用になられていることと思います。一切のディスカウントがない正規料金で,羽田-札幌を航空機で行き,ホテルに1泊して戻るというケースでは,航空運賃(28,300円×2)と宿泊代金(10,000円)で合計66,600円となります。同じ旅行も格安なパッケージツアーを利用すれば,時期にもよりますが,最安で3万円程度で済ますことが可能です。不景気で懐の寒い昨今,これを利用しない手はありませんね。
正規料金の1/2以下と圧倒的に安い格安ツアーではありますが,実は落とし穴もあります。提示の最低価格にはいくつか条件があるのです。ひとつは参加人数で,一人で参加するよりも人数が多ければそれだけ安くなる仕掛けです。これは宿泊する場合の部屋数の問題で,シングル2部屋よりもツインを1部屋のほうが安く済むという宿泊施設側の都合によるものです。もうひとつが利用航空便の選択による差異です。9時から11時前後などの利用者が多い時間帯の便の利用はオプション扱いとなっており,通常1人あたり最低価格に数千円の追加代金が必要となります。同様に復路に終便を利用した場合に最低価格になるという寸法です。数千円の追加代金が往復で2倍必要となる訳です。可能ならば余計な出費は避けたいものです。
これが始発便を積極的に選択する理由です。仮に片道3,000円×2で6,000円の余計や出費と考えると,仮に1人と想定しても駐車場の利用料を払ってお釣りがきます。それに,始発や終便をネガティブなものと決め付けるのは間違いです。これを好意的に解釈すれば現地での滞在時間を長くとれるということですから,時間の有効活用という点でもメリットがあると思いませんか?
■多人数で旅行に行く
これが一番分かりやすい例ですが,最後にご紹介しておきます。
筆者の住む埼玉県のある町から羽田空港へは,電車を乗り継いで運賃は片道1,000円強です。仮に4人で旅行するという前提で交通費は,1人当たり往復1,000円×2(往復)×4名=8,000円となります。羽田空港の民間駐車場の相場では,1泊2日が3,000〜4,000円ですから,往復の首都高速代(700円/片道)とガソリン代(130円/リットル)よりは安上がりとなるはずです。
何人で旅行するかが,コストメリットが出る出ないの分かれ道となります。1人ではとてもお得とは言い難く,6人なら楽々ペイラインをクリアします。いずれにしても,これまで言及した様々なメリットの一部と捉えれば,例え2人の場合でも十分メリットと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。